千葉県-君津
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☆錆、錆、錆☆

今回は某製鉄所の構内にてお使いのトラックの車検です

構内は鉄の原料やコークスが舞い散る非常に過酷な現場です。

車の状態も半端じゃありません

やっとこさタイヤを外してブレーキの整備に入りますが・・・

一番大事な部品が錆ついてしまい動きません

ホイルシリンダーなる部品ですが、

乗用車でも、よく油漏れしてる場所なので、

中のパッキンを交換したりするのですが

こいつはちょっと手ごわそう、まったく動きません

分解不可能と判断、

しかたなく、ごっそり交換といきましょう

ちなみにギザギザの丸い部品は

クルクル回して微妙な隙間の調整をする為の部品です。

この調整がとても大事です。

左右で効き方が違うと、検査不合格です

下に潜っての作業なので、

家に帰りお風呂に入る時、自分の顔が真っ黒な事に気付きます

良いお仕事させていただいている証拠です

交換して絶好調

例によって、ブレーキ検査は一発合格となったのですが・・・

車検の時に検査官が一番先に確認する場所なんですが・・・

前年の車検時に、そろそろ危ないなと感じていた場所

『車体番号』

ゴダイゴの歌にもあるよね「一つの地球に、一人づつひとつ

そう、世界に一つだけの番号なんです。

それがこんな状態

本来ならこの辺りに番号が刻印されているんですが・・・

錆が凄いでしょう

とりあえずサンドペーパーで削ってみてくださいだって

昨年、番号の上にペンキ塗っておいたんですが、

焼け石に水だったようです

削ると魔法みたいに、浮き出てきたよ

FH228J・・・・この先はもう無理

この番号が少しでも見えていないと、その車は鉄クズだそうです

今回は番号不明瞭という事で

お国から新しい番号を授けていただきました。

『職権打刻』という作業です。

なにやら面倒な手続きを踏んで・・・

後は検査官にお任せしましょう。

少し前は、「打刻」と言うように

数字の入ったハンコのようなものをハンマーで叩いて数字を打ったんですが

現在はさすがにコンピューターの時代

なにやらパソコンを取り出して・・・

新しい場所にペタッと貼るだけ

剥がれたらどうしましょう

「職権打刻」ではなく「職権シール張り」だね

これで今年も構内で頑張って働けるね

ちなみに今回みたいに腐食してる訳でもないのに職権打刻してある車があったら

そいつは多分大事故車だね

最後に継続検査の受付で

完全に番号が消えてしまったらどうするんですかと聞いてみました。

「ケースバイケースです、でもヤマグチさんなら多分大丈夫ですよ」

だって

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

さて、そろそろ終わりましょうと、車の整理中に

整備場にて何やら動く物を発見

最初はゴミが風で動いているのかと思ったら

予期せぬお客様でした

帰る時にカエル発見

ヒキガエルをヒキころすとこでした