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☆ハイゼットのクラッチ交換☆

久々の整備ネタです

最近はオートマの車が9割以上、

運転免許までAT限定などという時代

皆さん、マニュアルミッションの車もいいですよ、運転する楽しさがあります。

燃費もオートマに比べると格段に良いです。

エンジンの回転がダイレクトにタイヤに伝わるのですから。

そのエンジンの回転をミッションに伝える役割をするのが今回交換するクラッチ

こんな部品です、過去ログでも何回か登場してます。

右側のがクラッチディスク、左側はクラッチカバー(プレッシャープレート)

よく『クラッチが減ってる』などと言うのはこいつが摩耗してるわけです。

ほらこのとおり

溝が無くなってきてるのがわかりますか?

上手にクラッチをつなぐ人なら5~6万キロぐらいではまだまだ減りません。

ブレーキパッドは車を停車させるために摩擦で減りますが、

クラッチディスクは発進とギアチェンジのために、

一瞬だけ摩擦して、あとはつながりっぱなし。

半クラッチを多用しないかぎり、そんなには減りません

今回のクランケは走行距離16万キロ

何回目のクラッチ交換でしょう。

このようにミッションを外しての作業です。

丸い円盤はフライホイール。

エンジンキーを回すと、

外側のギザギザにセルモーターのギアが噛み合って、エンジンを回してくれます。

こいつの裏側に、よくオイル漏れする場所があるのでやっつけてやります

はずしてやりましょう。

こいつがクランクシャフトオイルシール。

消耗品のくせに、ミッションを外さないと交換できない、やっかいな奴です。

クラッチ交換の時は絶対に交換しましょう

エンジンとミッションのつなぎ目からオイル漏れしてたら、

ほとんどの場合、こいつが原因ですぞ。

それともう一つの交換部品、レリーズベアリング。

クラッチを踏むと、こいつがクラッチカバーを押して、

エンジンとミッションの伝達が切り離されます。

これで20万キロ目指して、また頑張ってくれますね。

ハイエース坂道発進出来ず!オートマなのに・・・

はい、タイトルの通りの修理でございます。

当初、走行距離からしてもミッションかな?と思いましたが・・・

フルタイム4WDなので、あちこち点検してトランスファーの不具合と勝手に決めつけました。

早く壊れた箇所が見たくて即分解!

どこが壊れてるのかな?

wakuwaku・・・

 主要個所を外してあちこち点検!

あのー、なかなか不具合箇所が見つからないんですが・・・?

どこも正常!

どうやら見当違いの場所を分解しちゃったみたいです(反省)半日無駄にしちゃいました・・・

気持ちを入れ替えて、はい、各部点検し直し!

本当の原因はここでした、ドライブシャフトスプラインの摩耗。

これじゃあシャフトが空回り、おいらの整備も空回り・・・

ドライブシャフトはリビルト品に交換。

もちろんこの円盤みたいな部品も交換!

ベアリングもグリースも新品にしてあげましょ。

念のため反対側も分解点検!

こちら側は大丈夫そうでした。

今回は悪い見本でした・・・まだまだ修行が足りませんね。

気を取り直してベンツの車検を頑張りましょう。


ダンプのクラッチ、セルシオATF漏れ

先週末は台風が来るのでどこにも行かず整備に没頭してました。

2トンダンプはクラッチ交換で入庫です。

荷台が上がるので整備性は最高に良いです。

まずはミッションを下ろしましょう。

ここまで約1時間半、簡単ではありません。

花びらみたいな奴がクラッチカバー(プレッシャープレート)です。

こいつでその奥にあるクラッチディスクを押しつけてタイヤを駆動してくれるんですね。

またまたその奥にあるフライホイールを外して・・・

よく油漏れするクランクシャフトのオイルシールも交換してあげましょう。

新旧部品

こちらが下ろしたミッション。

真ん中のレーザービーム出しそうなのがレリーズベアリング、クラッチを踏むと動くのがこいつです。

こいつでクラッチカバーを押してやると、クラッチディスクが空回りしてギアが入りやすくなります。

あとはミッションをまた組み付けて完了です。実質5時間かな。

ところ変わってこちらはセルシオのオイル漏れ。

どうやらオイルパンからからATFが漏れているようなのでオイルパン取り外しです。

走行距離13万キロなので、このままふさいで新しいATFを入れたのでは、

オイル漏れは止まってもミッションに不具合が起きそうですね、対策は後ほど・・・

10年前?はとっても高級な車でした。いえいえ、今でもとっても高級です。

乗ったらわかります。こんなに静かな車、世界レベルだと思います。

BENZ、BMWの比じゃありません。

これは鉄粉をきれい洗浄したオイルパンに新しいガスケットを塗ったところです。

よく日曜大工で家周りのコーキングをやりましたが、とっても下手くそでした。こちらも一緒!

オイルパンに張り付いている四角い物体は磁石です。

鉄粉を循環させない為の純正部品ですがはっきりいって気休めですね。

大事なのはここからです。

新しいオイルを入れると清浄効果があるので、付着している鉄粉やら汚れやらをはがしてしまいます。

それらがこのストレーナーのメッシュに目詰まりするとアウト!

新しいストレーナーを取り付けて・・・

とりあえず蓋をしましょう。

ガスケットが完全に固まれば、オイル漏れの修理はここまでですが・・・

ここが汚れのデパート、オイルクーラーです。(ラジエター内部にあります)

秘密兵器で洗浄して・・・

パイピングの間にアフターパーツの磁石付きフィルターを取り付け(画像撮り忘れました)

デパートから出てきた汚れ、解りづらいですが真っ黒です!

新しいATFを注入して完了です。きれいなピンク色。

このZは台風だというのに洗車してWAXがけ!

カッパ着て洗車したのは初めてです。

どうやらドラマのロケで使うらしい。

ロケは無事終わりました、また後日撮影につかうそうです。